【植物族】 †
デッキの概要 †
植物族を中心とした種族デッキ。
花牙の高い防御力とデッキ切れへの強さを持つ粘り強いデッキである。
デッキ構築に際して †
メインデッキのモンスターについて †
―通常モンスター
植物族は通常モンスターを指定するサポートカードが多く、必然的に通常モンスターをある程度投入することが必要となる。
属性などによって受けられるサポートカードが異なり、特に地属性のみを指定する《花牙美人のゲッカ》に対応するかどうかは大きい。
- 地属性・植物族
《花牙美人のゲッカ》に対応するため他の属性よりも優先度が高い。
素材に指定された《花牙武者のリンドウ》・《花牙消のヒマワリ》が第一候補。
それ以外ではアタッカーの《ビーン・ソルジャージ》・《ビーン・ソルジャー》、ブロッカーの《萌花牙のダリア》も投入できる。
他にはレベルに関連するサポートカードを持つ《草》・《推花牙のベゴニア》・《雪花牙ブランドブラン》もデッキタイプによって追加していく。
- 地属性以外
攻撃力1500の《焼きビーン・ソルジャー》・《ラワン冒険隊》が存在する。
地属性ではないので《花牙美人のゲッカ》には対応しないが、レジェンドカード以外の植物族下級モンスターでは最高の攻撃力を持つためアタッカーとして優れる。
- 《花牙鬼のユリ》
植物族の通常モンスターと並べる事でお互いのデッキトップを墓地へ送る効果を持つ。
墓地肥やしにより蘇生やサルベージ、墓地コストを要する効果と相性が良いが、相手にも同じ恩恵を与えてしまうのが欠点。
- 《希花牙のアイリス》
召喚するだけでボード・アドバンテージを得られる。
後半の効果はデッキボトムの操作が必須となるが植物族通常モンスターを蘇生できるのは大きい。
最大限に活かすためにも《蒔きつきのアルピリス》や《花牙分身》との併用はしておきたい。
- 《蒔きつきのアルピリス》
3枚の墓地肥やしが行え、蘇生・サルベージを手伝う。
さらに植物族が墓地へ送られればドローできるので損失も無くなる。
デッキボトムの操作も行えるので《希花牙のアイリス》・《ネオ・プランディッシュ》との相性もいい。
- 《花牙僧のミモザ》・《花牙祭のジャスミン》
いずれも相手の守備表示モンスターを攻撃表示に変更する効果を持ち、低攻撃力の壁に対して使用できれば効果的。
前者はレベル7以上の植物族と並べた場合が条件で、選んだモンスターの元々の攻撃力と同数値の回復が可能。
後者は通常モンスターの植物族と並べた場合が条件で、選んだモンスターが地属性ならば追加ドローが可能。
どちらにも言える事だが、相手が守備表示モンスターを出してくれないとバニラとなるため、使い途はややピーキーである。
- 《花牙封じのエトランゼ》
カード名変更と《フュージョン》の回収ができるため、フュージョン召喚する際に非常に使い勝手が良い。
墓地ではカード名が《花牙クノイチ・エトランゼ》になるため、《花牙クノイチ・エトランゼ》の蘇生やそちらを素材指定しているフュージョンモンスターに繋ぎやすい点も優秀。
連続で使用しやすいものの、少数だが墓地コストが必要な点には気を付けたい。
- 《不遜のアインビー》
2枚の墓地コストで相手の攻撃表示モンスター1体を裏側守備表示にし、さらに自分フィールドに植物族モンスターが3体いれば、それらに貫通を与える。
厄介な永続効果や耐性を持つモンスターの処理に加えて、《花牙乱心メイカ・エトランゼアイズ》でステータスを0にしたモンスターを攻撃すれば直接攻撃に等しい戦闘ダメージを与えられる。
ただし、自身の攻撃力は下級モンスター相応に低いので、ライフを取り切れないならアドバンス召喚のコストにしてしまうのが無難だろう。
- 《花牙点のアジサイ》
デッキトップ5枚の中からレベル7/植物族と《フュージョン》をそれぞれ1枚まで確保できる。
運に左右されるものの、失敗しても特にデメリットは無く、デッキトップ操作と組み合わせれば確実に1枚は入手できる。
2枚加えた場合は手札1枚を墓地へ送る必要があるが、それはそれで墓地肥やしに利用できるため悪くない。
- 《花牙クノイチ・エトランゼ》
手札の植物族を墓地へ送り墓地の同名カードを蘇生する効果を持つ。
こちらも蘇生した方はエンドフェイズにデッキの下に戻ってしまうため、発動ターンに勝負を決めるか、フュージョン召喚に繋げたい。
蘇生される側を《花牙封じのエトランゼ》で代用することでフュージョン召喚に繋ぎやすくなる。
- 《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》
3枚の墓地肥やし・カード名の変更・条件付で植物族通常モンスターを2体までサルベージできる。
《花牙クノイチ・エトランゼ》で素材を揃えられるだけでなく、《花牙華艶メイカ・エトランゼ》の素材も揃う。
- 《花牙シノビ・ガトリング》
手札の植物族通常モンスター2体を墓地へ送り、相手のレベル8以下の攻撃表示モンスターを2体まで破壊し、その数×500ダメージを与える効果を持つ。
ただし効果の使用後はモンスター1体でしか攻撃できない。
除去能力は高い反面、コストの重さと攻撃制限に加え、攻撃力が2000と低いため、ビートダウンとの相性は今ひとつなカード。
相手のデッキ切れを狙う場合には、戦闘を介さず相手モンスターを突破できるので有力な選択肢となる。
- 《ネオ・プランディッシュ》
デッキボトムをコストに自身に罠カードによる破壊耐性を付与する。
攻撃力2500で罠カードの耐性を持つため、伏せカードを恐れず攻撃できる。
さらにコストが植物族ならば強化でき、より戦闘破壊範囲も広がる。
デッキボトムを操作できるカードは多いので狙って適用させることも難しくない。
―それ以外の種族
基本的にフュージョン召喚で戦うデッキであるため、墓地肥やしや《フュージョン》のサルベージができるモンスターの優先度が高い。
3枚の墓地肥やしが行え、地属性サポートでもある《冥跡のジュンディー》の優先度は高い。
それ以外でもフィールドにモンスターを並べる手段が多いので、自身をコストにしてフィールドを空けられるモンスターも使いやすい。
エクストラデッキのモンスターについて †
―フュージョンモンスター
※括弧内は素材
- 《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》(《花牙クノイチ・エトランゼ》×2)
素材となる《花牙クノイチ・エトランゼ》の効果を用いて素材は揃えられる。
手札・墓地からレベル8以下の植物族1体を特殊召喚できる効果は強力であり、素材元と異なり特にデメリットも付与されない。
素材の他に素材の手札コストとして最上級モンスターを墓地へ送り、こちらで蘇生すれば無駄のない展開となる。
《花牙封じのエトランゼ》を絡めることで、2体並べてから更にもう1体を蘇生することも狙える。
- 《花牙乱心メイカ・エトランゼアイズ》(《花牙クノイチ・エトランゼ》×2)
こちらも素材は揃えやすいのでフュージョン召喚の難易度は低め。
相手モンスター2体の攻撃力を73万ダウンさせ、攻撃力0のモンスターを2体作れる。
反面、このカードの攻撃力は0であるため他に攻撃できるモンスターが必要になってしまう。
手札やフィールドの状況に応じて《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》と使い分けが重要となる。
- 《花牙華艶メイカ・エトランゼ》(《花牙クノイチ・エトランゼ》+《花牙消のヒマワリ》)
《花牙疾走のクノイチ・エトランゼ》が植物族通常モンスターをサルベージできるため、素材は比較的揃えやすい。
植物族に全体強化と効果破壊耐性を与え、ビートダウンと相手ターンの場持ちを助ける。
- 《花牙潜攻サブマリン・ドゥルガー》(《花牙シノビ・ガトリング》+《花牙武者のリンドウ》)
素材の《花牙シノビ・ガトリング》とはモンスター除去という効果が共通する。
素材元と比べると相手モンスターが複数且つレベル6以上を含んでいなければならないので、発動条件は若干厳しくなっている。
代わりにレベル9以上や守備表示モンスターを破壊でき、攻撃制限も無いため、除去からラッシュをかけるビートダウンには適する。
- 《花牙一突ジャベリン・ドゥクス》(《花牙シノビ・ガトリング》+《花牙武者のリンドウ》)
こちらもモンスター除去ができ、表側表示であればそれ以外の指定は無い。
代わりに1体のみしか破壊できないのでモンスターが並んでいるときは《花牙シノビ・ガトリング》・《花牙潜攻サブマリン・ドゥルガー》よりも処理能力に劣る。
性質上マキシマムモンスターに強いので、相手のデッキタイプを見てどのモンスターの効果を使うかの判断が重要となる。
追加で《花牙舞戻り》をセットできるので返しのターンに備えられるのもこちらの強み。
- 《花牙一輪ドウシン・カイカ》(《花牙美人のゲッカ》+《花牙武者のリンドウ》)
素材の《花牙美人のゲッカ》で《花牙武者のリンドウ》をサルベージできるのでフュージョン召喚しやすい。
直接攻撃付与により単体でも2500の戦闘ダメージを与えられるため、詰めの場面でも強力。
そして墓地の《花牙踏み》を毎ターンセットできるため攻撃に対するロックを成立させることができる。
万能のロックではないが、対処手段を用意されるまで1ターン毎に2500の戦闘ダメージを安定して稼げるため、主軸として考えてもいいだろう。
- 《花牙一波ムーリン・ドゥーク》(《花牙アーマー・クレマチス》+《花牙武者のリンドウ》)
《花牙アーマー・クレマチス》が蘇生効果を持っているので《花牙武者のリンドウ》を蘇生すれば素材が揃う。
元々の攻撃力の高さに加え、自身の効果で最大攻撃力4500となる。
このデッキにおいて高攻撃力のモンスターを突破する手段となり得る。
- 《育みのアルピリス》(《蒔きつきのアルピリス》+植物族)
《蒔きつきのアルピリス》と合わせて一気に6枚もの墓地肥やしを行える。
後半の素材指定が非常に緩く、序盤から手軽に墓地コストを確保しつつ守備力2500の壁を用意できる。
魔法・罠カードについて †
- 《花牙胞子》
デッキトップを墓地へ送る事で通常モンスターの下級植物族を蘇生する通常魔法。
エンドフェイズにデッキの下に戻るものの、リリース・素材・コストに使えば問題ないため、かなり扱いやすい蘇生カードと言える。
- 《花牙悲願》
フィールドの植物族2体を墓地へ送る事で任意の植物族1体を蘇生する通常魔法。
上記と異なり蘇生先の縛りやデメリットは無いが、コストが重いため、最上級モンスターやフュージョンモンスターを蘇生したい。
- 《真花牙分身》
フィールドにレベル7、手札コスト2枚の条件は重いものの、レベル7・地属性・植物族2体を蘇生できる。
リターンは大きいが条件も重いため、特殊召喚・サルベージを駆使してリソースを残せるようにしたい。
蘇生したモンスターは攻撃だけでなく、《花牙クノイチ・エトランゼ》及びそのカード名扱いとなるモンスターの素材確保としても有用。
- 《花牙縫い》
墓地に植物族がいる時にデッキの上から3枚を墓地へ送り、自分墓地の植物族通常モンスターの数に応じて弱体化を行う通常魔法。
墓地肥やしと戦闘補助を1枚でこなせる。
さらに墓地にレベル5通常モンスターがいれば相手のレベル7以上の通常モンスターを全て破壊できる。
こちらは《雪花牙ブランドブラン》の採用や相手デッキによるのでそこまで重要視するほどではないが、リターンは大きい。
性質上初動には向かないが、《希花牙のアイリス》でサルベージできるので1枚でも機能しやすい。
- 《花牙分身》
手札1枚をデッキボトムに戻すことで自分フィールドの植物族通常モンスター以下のレベルを持つ植物族通常モンスター2体までを 蘇生する通常魔法。
植物族2体の見返りは大きく、アドバンス召喚のリリースや各種コストの調達に役立つ。
こちらも《花牙縫い》と同じく相手通常モンスターの全体除去を持つが、メインに据えるほどではない。
《花牙胞子》と比べると下準備が必要だが、デッキボトムの操作ができるため他のコンボに使いやすい。
《希花牙のアイリス》によるサルベージにも対応している。
- 《花牙踏み》
植物族が攻撃対象となった際に墓地の植物族2体をデッキの下に戻す事で相手モンスターを全て表側守備表示にする罠カード。
マキシマムモードのマキシマムモンスター以外のほぼ全てのモンスターの攻撃を防げる上に、相手モンスター全てに影響するため後続による追撃も許さない高性能な防御手段である。
守備表示モンスターを用意できるので、《花牙僧のミモザ》による回復も狙いやすい。
《花牙一輪ドウシン・カイカ》でセットでき、あちらの戦闘破壊を防いで返しのターンに再びセットによるループが可能で、攻撃に対してのロックが狙える。
その際に《花牙一輪ドウシン・カイカ》は直接攻撃ができる点でも相性が良い。
- 《花牙舞戻り》
相手モンスターの直接攻撃時に墓地の植物族を3体デッキに戻し、攻撃モンスターを破壊しその後植物族を蘇生できる罠カード。
コスト+蘇生先で墓地に植物族4枚が必要だが、攻撃を防ぎレベル制限なしにモンスターを蘇生とリターンは大きい。
《花牙一突ジャベリン・ドゥクス》でセットでき、あちらの素材によりコストを捻出しやすい。
- 《花牙眩まし》
墓地コストで召喚したモンスターを裏側守備表示にする罠カード。
前半の効果だけでも十分有用だが、後半の守備力1000の植物族の蘇生も視野に入れて運用したい。
上手くモンスターを残せれば次のターンに効果や素材へ利用できる。
- 《草葉エール》
相手がモンスターを召喚した時に手札から植物族を特殊召喚し、それが通常モンスターであればレベル1・植物族・通常モンスターを2体まで蘇生できる罠カード。
蘇生対象の戦力は無いが、《花牙踏み》と併用すればリリースを揃えた状態で自分ターンを迎えられる。
構築を縛るため上記2枚の罠カードよりも癖が強い。
―それ以外のカード
- 《エンシェント・バリア》
墓地の同種族のモンスター2体をデッキに戻し、レベル8以下の自分モンスター2体に罠カードによる破壊への耐性を付与できる通常魔法。
《襲い来る自然》では罠カード対策が不足と感じたら。
植物族は《真花牙クノイチ・ガーランド》や《花牙クノイチ・エトランゼ》の効果により最上級モンスターを複数並べて攻撃しやすいため、《ダーク・リベレイション》等の対策が必要な場合に選択肢となる。
レジェンドカードについて †
- 《ボタニカル・ライオ》
単体で1900、他の植物族と並べれば最大で2500の攻撃力にまで達し、下級モンスターとしては破格のアタッカーである。
現状では植物族唯一のレジェンドカードなので、種族サポートを重視する構築ではとりあえずで採用しても損はない。
- 《E・HERO プリズマー》
素材に指定されたモンスターに最上級モンスターが多く、消費の軽減となる。
- 《強欲な壺》
手札コストを要する《花牙クノイチ・エトランゼ》のサポートとなる。
戦術 †
墓地肥やしを行い、墓地に《花牙クノイチ・エトランゼ》及びそのカード名扱いとなるモンスターを置くのが第一。
その後《花牙クノイチ・エトランゼ》の効果でそれらを蘇生して素材を揃え、フュージョン召喚に繋げる。
展開や戦闘補助を持っているモンスターがおり、攻めた時の攻撃性能は中々のもの。
防御用の罠カードも使いやすいものが多く、再利用手段も豊富。
マキシマムモードのような高攻撃力に対しては《花牙絢爛メイカ・エトランゼ》・《花牙一波ムーリン・ドゥーク》・《花牙一突ジャベリン・ドゥクス》で対処可能。
デッキの派生 †
【植物LO】 †
植物族を中心とした【LO】デッキ(デッキ切れ狙いデッキ)。
植物族には相手のデッキを削る手段はなく、手札破壊により相手の通常のドローを増やす事もできない。
しかし、墓地のカードをデッキに戻す手段が多いため、ひたすらデッキにカードを戻しながら守り続けると相手の方が先にデッキが尽きてしまう。
【植物帝】 †
花牙にある程度守備力1000のモンスターが存在することを利用する帝王とのコンボデッキ。
《花牙クノイチ・エトランゼ》が展開する同名カードがバウンスされてしまう前にリリースに宛ててしまうことで回避できる。
《不遜のアインビー》もキーカードとして重要になってくる。
このデッキの弱点 †
一般的なフュージョン召喚デッキと同じく、素材を揃えた時に除去や裏側守備表示化を受けるのは弱い。
メインデッキの最上級モンスターの攻撃力も低めであり、妨害された時にメインデッキのモンスターのビートダウンに切り替える戦法も取りづらい。
墓地リソースを重要視するデッキであるため、墓地の《花牙クノイチ・エトランゼ》及びそのカード名扱いとなるモンスターを戻されるのも痛手。
魔法・罠除去手段にも欠けており、《竜水の神子》等の汎用カードで補いたい。
後続が罠カードで除去されないように《花牙華艶メイカ・エトランゼ》を優先して出すといったプレイングも重要。
LO勝ちを狙いにいけるタイプのデッキではあるのだが、対【LO】は苦手。
このデッキがLOで勝てる理由は《花牙踏み》と《花牙舞戻り》によるデッキ回復なのだが、どちらも攻撃反応型罠なので攻撃してこない【LO】には発動の機会がない。
その状況でドロー強制やハンデスを仕掛けられた場合、デッキ枚数を回復させられずデッキ切れに追い込まれてしまう。