マキシマム・効果モンスター 星10/炎属性/機械族/攻2500/守 0 【マキシマムモード:攻3800】 「破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]」「破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]」と揃えてマキシマム召喚できる。 墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。 【条件】マキシマムモード 【永続効果】相手フィールドの表側表示モンスター(ギャラクシー族以外)の攻撃力は3000ダウンする。 自分ターンの間、このカードの種族はギャラクシー族になり、その攻撃は貫通する。
オーバーラッシュパック3で登場した炎属性・機械族の最上級マキシマムモンスター。
本来のパーツ3体は、いずれもが単体で使用できる効果を持たないため、マキシマム召喚前提、もしくは《OTS》となれる最上級モンスターの1体としての運用となる。
3体いずれもがレベル10と重いが、両側のパーツには手札でそのカード名扱いとなる下級モンスターがそれぞれ存在する。
それらの下級モンスターで代用した場合は、取り回しが楽になる代わりにその分の固有効果を失うので一長一短となる。
本来のパーツ3体は、いずれも代用の下級モンスターの効果でサルベージ可能であり、墓地へ送った上で回収する動きでパーツを揃えることを狙いたい。
その他墓地にパーツが揃っている状況では《OTSデトネーション・フュージョン》でも手札に揃えられる。
パーツ集めに関しては《天の招来》・《天の加護》、墓地リソースは増えないが《深海竜バットイール》なども活用可能。
25年10月時点ではこちらとパーツ以外のOTS最上級モンスターは《OTSバースト・オブリビオン》のみなので、【OTS】で最上級モンスターの数を増やしたい場合に採用できる。
【OTS】は手札コストや手札から素材を使うが、代用パーツ以外のOTS下級モンスターでは手札を増やせないため、代用パーツもアドバンテージを稼ぐためにセット採用できる。
《OTSバースト・オブリビオン》は手札コストが条件の蘇生ができ、そのどちらにも対応している攻撃力2500と言う点で相性が良い。
しかし、単体ではギャラクシー族になれないため他のモンスター効果による攻撃制限がかかり、自分のターンの《OTSリバース・ドメイン》適用外なので、コスト向けではある。
ステータスでは、レベル10・機械族では唯一の攻撃力2500であり、《超魔基地マグナム・オーバーベース》でマキシマムモード含め、相手ターンにも効果破壊耐性を得ることができる。
炎属性・マキシマムモンスターなどのサポートも受けられるが、そちらとはそこまで相性が良くないか。
炎属性・機械族のため湧軍機のコストに使用できるが、OTSに他に共有できるモンスターはいないためこちらを出張させる形になるだろう。
墓地の種族を増やす意味のある【OTS】で機械族の《OTS》となれるが、《OTSニードルメイカー》でも可能なので、この点においては他のパーツよりも優先度が低い。
種族を増やす目的で代用パーツを採用する際にマキシマム召喚の可能性を残すならこちらを優先しても良いだろう。
本来のパーツ3体でのマキシマムモードでは、自身に加えて下記の2つの効果も併せ持つ。
《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]》 【条件】マキシマムモード:デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。 【効果】このターン、このカードは効果では破壊されない。 さらに相手フィールドの表側表示モンスターを3体まで選んでその種族をターン終了時まで天使族にできる。
《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]》 【条件】マキシマムモード 【永続効果】相手ターンの間、このカードの攻撃力は、 [相手フィールドの表側表示モンスター(ギャラクシー族以外)の数]×3000アップする。
本体の効果は自分・相手ターン中のギャラクシー族以外の全体弱体化と、自身のギャラクシー族への変更と貫通の付与。
3000もの弱体化により攻撃力6700以下は一方的に戦闘破壊でき、戦闘ダメージも稼げる。
弱体化は相手ターンにも適用されるため、戦闘での突破には攻撃力6800以上が必要と著しく困難となる。
強化ではなく弱体化を行う故にこのカードを弱体化により攻撃力0にしたとしても、その上で攻撃力3100以上を用意しなければ戦闘破壊できない点も強み。
貫通も付与されるため、守備表示での戦闘ダメージの回避も許さない。
ギャラクシー族への変更によりそちらのサポートカードも利用できる。
弱点としてギャラクシー族は弱体化できないが、[L]の効果で自分のターン中に限り適用できる。
[L]の効果は発動ターン中の自身への破壊耐性の付与と、相手モンスター3体までの天使族への変更。
破壊耐性の付与だけでも多くの罠カードへの対策や自分の《ブラック・ホール》などとコンボができるため有益と言える。
種族変更はギャラクシー族でも弱体化を適用できるため、本体の弱点を自分ターンのみとは言え補える。
ギャラクシー族以外には単体では種族変更の意味は無いが、フィールドの種族を参照するフィールド魔法・罠カード・永続効果の範囲外にできるため相手によってはメタとして機能する。
種族変更は任意のため、破壊耐性のみの適用も可能。
[R]の効果は相手ターン中のギャラクシー族以外の数を参照しての自己強化。
本体と違い自分ターン中には適用されないが、1体だけでも攻撃力6800となり、突破に9800以上の攻撃力が必要と更に強固となる。
ギャラクシー族相手では機能しない弱点も本体同様で、本体と違い[L]の効果などでのフォローも利かないのがネック。
最大の難点はこの効果がオーバーキル気味な事で、本体の弱体化だけでも戦闘で突破できるカードはごく僅かであり意味がある局面が少ない。
突破可能なデッキでも容易には実現できないため、実際はこのカードの有無関係なく突破できる除去で対策されることが多く、保険としても機能しないことが多い。
[L]と違い本体の対ギャラクシー族への弱みを補えない点も評価を下げる。
上記から対【ギャラクシー族】かどうかを問わず[L]の方が汎用性が高いと言える。
[R]は有用性が限定的過ぎるため、あまり効果は当てにせずマキシマム召喚用のパーツを増やすことを主目的に考えた方が良い。
ただし、[L]も[R]程ではないが状況を選ぶため、どちらのパーツも効果が腐る事は珍しくない。
下級モンスターでマキシマム召喚を代用する際には、この点も踏まえたプレイングが良いだろう。
通常時もレベルによる疑似的な耐性はあるが、自前の効果破壊耐性は通常時はもちろんマキシマム召喚時、及び相手ターンには機能しない。
マキシマムモードでは相手のターンでの《OTSリバース・ドメイン》適用外のため、運用の際は注意したい。