封拳(ふうけん)のキョシー》

効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻1200/守   0
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター(レベル3以上)1体を選び、
そのレベルをターン終了時まで2下げる。
このカードが攻撃表示の場合、さらに自分の墓地の「封拳のキョシー」1体を選んで
自分フィールドに表側守備表示で特殊召喚できる。

 5th SPECIAL PACK Vol.2で登場する闇属性アンデット族下級効果モンスター

 条件は1枚分の墓地肥やし
 単体では控えめだが後半の効果蘇生した同名カードの分も発動できれば2枚分とそこそこになる。
 なお、前半の効果が事実上の制限となっており無条件で発動できるわけでは無い点に注意。

 前半の効果により相手レベル3以上のモンスター1体のレベルを2つ下げる。
 同系統の効果モンスターの中でも下げるレベルに上限が無く比較的優秀な部類である。
 更に後半の効果蘇生できれば2回までレベルを下げられるため、その目的においての有用性は高いと言える。
 同じアンデット族の中ではレベル8以下を除去できる《叛骨のガイガスト》などが恩恵を受けられる。
 一方で単体では意味の薄い効果でもあり、こちらを本命とせず墓地肥やし蘇生が目当ての場合はレベルを下げられないと発動自体が出来なくなってしまうデメリットとしての側面の方が目立ちやすい。
 先攻ターン目や相手自分から積極的に裏側守備表示にする戦法の場合は特に響く他、相手モンスターが少ない・下級モンスター中心という程度でも同一ターン内の連発は制限がかかりやすい。

 後半の効果は自身が攻撃表示ならば同名カード1体を表側守備表示蘇生できるもの。
 蘇生した同名カード効果発動でき、そのまま発動する場合は蘇生以外の効果適用できる。
 蘇生後に何らかの手段で攻撃表示に変更してから発動できれば、蘇生も含めて適用可能。

 役割の類似する蘇生カード《天始の怪依》が存在し、あちらは相手の状況に依存せず発動できる上、蘇生範囲もこのカード《天始の怪依》などを含むより広い物で、蘇生だけが目的なら汎用性は上回っている。
 こちらは蘇生だけに注目してもあちらと違い攻撃表示での特殊召喚からでも適用できる優位があり、その他墓地肥やしレベル操作も可能と一概に劣っているわけではない。
 特殊召喚にも対応するのは《ゾンビ・ファイヤーワーク》《ネクメイド・キャリッジ》などの蘇生カードを多く有する【アンデット族】においては軽視できない強みである。
 あちらの蘇生に対応する事自体が利点のため、差別化を考えずとも併用し蘇生役を6枚に増やす構築も有力と言える。
 なお、《天始の怪依》での蘇生も本カードと同じ表側守備表示のため、そこから更に蘇生適用することはできない点は同様となる。

 その他《悪夢再び》に対応するのも利点。
 2025年11月現在のアンデット族ではさほど重要なカードとは言えないが、元々《悪夢再び》を採用するデッキにおいて上述の強みを活かせるなら採用を検討できるだろう。

収録パック等


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