効果モンスター 星4/闇属性/アンデット族/攻 700/守 100 【条件】このカードを召喚したターンに、自分のデッキのカードが10枚以上の場合、 自分の墓地のモンスター1体をデッキの下に戻して発動できる。 【効果】自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。 この効果の条件でリチュアルモンスターを戻した場合、 さらに自分はこの効果で墓地へ送られたカードの中から1枚を選んで手札に加える事ができる。
アドバンスパック デビルズ・セレモニーで登場した闇属性・アンデット族の下級効果モンスター。
召喚ターンにデッキ枚数が10枚以上の場合、墓地のモンスター1体をデッキの下に戻すことで、デッキトップ3枚を墓地へ送り、リチュアルモンスターを戻した場合は更にその3枚の中から1枚を手札に加えられる効果を持つ。
基本の効果は3枚の墓地肥やし。
墓地コスト1枚を払っているため差し引き2枚分の墓地リソースの確保となる。
性質上複数回発動すると墓地のモンスターの割合が減り魔法・罠カードの割合が増えやすくなるため、墓地での役割が有る魔法・罠カードを扱うデッキと相性が良い。
墓地コストはデッキの下に戻すためシャッフルが起こるまで再利用し辛いが、その分他のカードが墓地肥やしやドローの対象になることを活用もできる。
シャッフルする手段があるのならば、レジェンドモンスターをデッキに戻して再利用する手段とするのも良いだろう。
リチュアルモンスターを戻した場合は更にその3枚の中から1枚を手札に加えられる。
下準備は必要だが、実質デッキトップ3枚の中から好きなカード1枚を確保できるものであり、汎用性は非常に高い。
いずれの運用についても、デッキが10枚以上ないと発動不可になる点には注意が必要。
このカードを採用する場合他にも墓地肥やしを併用することが多く、引っかかる状況はそれなりに発生しやすい。
下級の墓地肥やし役として腐ることは少ないが、墓地コスト不要で3枚を墓地へ送ることができる下級の存在や、先攻1ターン目では単独で墓地肥やしが行えない点には気を付けたい。
後半の効果の関係でリチュアル召喚主体のデッキで強く動けるが、このカードを素材にできず、アドバンス召喚などで消費することが少ない構築では低いステータスを晒してしまうため相性は良くない。
後半の効果はリチュアルモンスターが墓地に居る事が前提のため、自発的に墓地へ送ることをしない限り後手に回りやすいのも注意点。
このカード以外でもリチュアルモンスターを墓地利用する場合はリソースの奪い合いとなるため、採用数を調整するか不足が起こりにくいほどリチュアル召喚ができるデッキが推奨される。
その他召喚時が条件なので蘇生では効果に繋がらない。
汎用性の高いモンスターではあるのだが、前半の効果だけが目当ての場合条件が緩く墓地コストが不要で、有用な追加効果も持つ《レジェンド・プリースト》・《寄星体デスタクル》などの方が使いやすい事が多い。
墓地コストを利用できるか、後半の効果も狙えるリチュアル召喚を主軸としたデッキでの採用を検討すべきだろう。
その中でもリチュアルモンスターを素材にリチュアル召喚を多用するタイプのデッキが、自然に墓地コストを確保できるため特に相性が良い。