通常魔法(準制限カード) 【条件】300LPを払って発動できる。 【効果】自分の墓地のモンスター(レベル4/攻撃力1600以下)またはレジェンド通常モンスター1体を選び、 自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。 この効果で「レジェンド・マジシャン」またはレジェンド通常モンスターを特殊召喚した場合、 さらに相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。
轟炎のフェニックスで登場した通常魔法。
300ライフポイントを払う事で、レベル4・攻撃力1600以下かレジェンド通常モンスター1体を蘇生し、《レジェンド・マジシャン》かレジェンド通常モンスターを特殊召喚した場合は相手魔法・罠カード1枚を破壊できる効果を持つ。
蘇生先には制約もなく、表示形式も自由なので、戦闘要員以外にもリリースやモンスター効果目当ての運用もできる。
他のレベルを対象とした類似カードが25年10月現在も存在しないため、レベル4下級モンスターの評価を相対的に高めているカードとも言える。
ただし、非レジェンドカードの通常モンスターの蘇生のみが目的の場合は、《はじまりの星》でサルベージして通常召喚を行う方が墓地肥やしも伴うため、基本的には有利となる。
レジェンドカードの場合はレベル制限が無く、上級・最上級モンスターも特殊召喚でき、戦線を強化可能。
蘇生対象次第では追加で魔法・罠除去ができる。
《レジェンド・マジシャン》は優秀な墓地肥やし効果を持つので色々なデッキに組み込みやすく、ついでに除去をできるというのはアドバンテージの観点では嬉しい効果。
レジェンド通常モンスターでも、特殊召喚時に発動する魔法・罠カードを処理して安全にフィールドに出せるというメリットがある。
なお、墓地に《レジェンド・マジシャン》とレジェンド通常モンスターが両方あるのならば、前者を蘇生させて後者のサルベージが可能。
レジェンド通常モンスターが下級モンスターの場合は直接蘇生するよりもこちらの方がアドバンテージの面で優れる。
つまり有利な状況では魔法カード1枚とライフポイント300で、魔法・罠除去、3枚から1枚を選んでの墓地肥やし、墓地からリリース要員1~2体の確保ができるカードとなる。
そのアドバンテージの高さから、《レジェンド・マジシャン》とシナジーの薄いデッキでもそちらと採用でき、非常に汎用性の高いカードと言える。
召喚が条件の蘇生対象や「特殊召喚をしていないターン」といった条件とはかみ合いが悪いため、優秀な再利用手段ではあるが条件はよく確認したい。
回転に優れているデッキであれば、墓地コストでデッキ内の割合を高めることで蘇生替わりのフォローもある程度できるため、上記のセット採用の余裕が無い場合は優先度が下がる。