効果モンスター 星4/地属性/恐竜族/攻 700/守1200 墓地にいるこのカードのカード名は「ナリキング・レックス」になる。 【条件】自分の墓地のモンスターが恐竜族のみで、 自分の墓地にレジェンドモンスターまたは「成金ゴブリン」がある場合に発動できる。 【効果】相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。 その後、自分の墓地に「成金ゴブリン」がある場合、自分は1枚ドローできる。
戦慄のアウターバースで登場する地属性・恐竜族の下級効果モンスター。
墓地で《ナリキング・レックス》として扱う効果外テキスト、自分墓地のモンスターが恐竜族且つレジェンドモンスターまたは《成金ゴブリン》がいる場合という条件、相手モンスター1体を破壊し、更に墓地に《成金ゴブリン》があれば1枚ドローできる効果を持つ。
墓地で《ナリキング・レックス》として扱うため、《奇跡の超進化》等を用いることで《ハイパー・ナリキング・レックス》のフュージョン召喚に利用できる。
条件から、純【恐竜族】に《超伝導恐獣》か《成金ゴブリン》を採用する必要がある。(25年7月現在)
どちらにしてもレジェンドカードの枠を指定するため構築はかなり縛られ、安定性は低めとなる。
その純【恐竜族】は元々墓地アドバンテージが重要であり、他の《成金ゴブリン》のサポートカードが種族内にあるなど、《強欲な壺》との出力差は有るが非マキシマム召喚型であれば相性自体は良い。
デッキ回転手段の方も、《覚醒のステゴケラトプス》によるループも交えた墓地肥やしや、《ジュラシック・ドロー》による手札交換が有る。
効果はモンスター除去。
条件が厳しいが、それ以外はターン制限も無くノーコスト、レベルなどの指定も無いなど下級モンスターどころかモンスター効果全体を見ても非常に優秀。
追加効果は1枚ドロー。
《成金ゴブリン》の方で条件を満たせば可能で、下級モンスターでは破格のアドバンテージを得られる。
こうなると同名カードや蘇生用カードをドローして連続発動できる可能性がもたらされる点も魅力の一つ。
条件を満たしていないとステータスの低いバニラになってしまうが、《抑竜コアトルステルン》の蘇生や上記の他《超頸竜エラスモーター》の素材に対応しているため、一定の価値は有る。
条件を満たした後に墓地から活用する場合は、上記の他に《レジェンド・ストライク》も候補となる。
特に《成金ゴブリン》で条件を満たしている場合には、《ハイパー・ナリキング・レックス》で墓地から《レジェンド・ストライク》を回収でき、こちらの効果に繋げてのドローにより墓地コストも即座に再利用できる。
直接の再利用が難しい状況では墓地コストにしてデッキ内の割合を上げてもいい。
特にドローを適用できる場合は2枚目をドローする可能性も上昇する。
総じて、構築を縛り且つ事前の墓地肥やしが必要という手間が必要な代わりに、得られる最大限のリターンも大きいというカードである。
特に、単体のカードパワーはレジェンドカードの中では力不足の《成金ゴブリン》を採用するということは、他の強力なレジェンド魔法カードを見送るということでもあり、デメリットは小さくない。
前者のデメリットを鑑みて採用を見送るか、後者のメリットを目当てに採用するかが分かれると言える。
―イラスト関連