#author("2025-10-26T00:04:25-07:00","","")
#author("2025-11-12T07:49:54-08:00","","")
*《&ruby(はかいおうてい){破界王帝};ウィッシュ・オブ・アウターバース》 [#top]
 マキシマム・効果モンスター
 星10/炎属性/機械族/攻2500/守   0
 【マキシマムモード:攻3800】
 「破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]」「破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]」と揃えてマキシマム召喚できる。
 墓地にいるこのカードのカード名は「OTS」になる。
 【条件】マキシマムモード
 【永続効果】相手フィールドの表側表示モンスター(ギャラクシー族以外)の攻撃力は3000ダウンする。
 自分ターンの間、このカードの種族はギャラクシー族になり、その攻撃は貫通する。

 [[オーバーラッシュパック3]]で登場した[[炎属性]]・[[機械族]]の[[最上級>最上級モンスター]][[マキシマムモンスター]]。~

 本来のパーツ3体は、いずれもが単体で使用できる[[効果]]を持たないため、[[マキシマム召喚]]前提、もしくは[[《OTS》]]となれる[[最上級モンスター]]の1体としての運用となる。~

 3体いずれもが[[レベル]]10と[[重い]]が、両側のパーツには[[手札]]でその[[カード名]]扱いとなる[[下級モンスター]]がそれぞれ存在する。~
 それらの[[下級モンスター]]で代用した場合は、取り回しが楽になる代わりにその分の固有[[効果]]を失うので一長一短となる。~
 本来のパーツ3体は、いずれも代用の[[下級モンスター]]の[[効果]]で[[サルベージ]]可能であり、[[墓地へ送った>墓地へ送る]]上で回収する動きでパーツを揃えることを狙いたい。~
 その他[[墓地]]にパーツが揃っている状況では[[《OTSデトネーション・フュージョン》]]でも[[手札]]に揃えられる。~
 パーツ集めに関しては[[《天の招来》]]・[[《天の加護》]]、[[墓地リソース]]は増えないが[[《深海竜バットイール》]]なども活用可能。~


 25年10月時点ではこちらとパーツ以外の[[OTS]][[最上級モンスター]]は[[《OTSバースト・オブリビオン》]]のみなので、【OTS】で[[最上級モンスター]]の数を増やしたい場合に採用できる。~
 【OTS】は[[手札コスト]]や[[手札]]から[[素材]]を使うが、代用パーツ以外の[[OTS]][[下級モンスター]]では[[手札]]を増やせないため、代用パーツも[[アドバンテージ]]を稼ぐためにセット採用できる。~
 [[《OTSバースト・オブリビオン》]]は[[手札コスト]]が[[条件]]の[[蘇生]]ができ、そのどちらにも対応している[[攻撃力]]2500と言う点で相性が良い。~
 しかし、単体では[[ギャラクシー族]]になれないため他の[[モンスター効果]]による[[攻撃]]制限がかかり、[[自分]]の[[ターン]]の[[《OTSリバース・ドメイン》]][[適用]]外なので、[[コスト]]向けではある。~

 [[ステータス]]では、[[レベル]]10・[[機械族]]では唯一の[[攻撃力]]2500であり、[[《超魔基地マグナム・オーバーベース》]]で[[マキシマムモード]]含め、[[相手]][[ターン]]にも[[効果破壊]][[耐性]]を得ることができる。~
 [[炎属性]]・[[マキシマムモンスター]]などのサポートも受けられるが、そちらとはそこまで相性が良くないか。~
 [[炎属性]]・[[機械族]]のため[[湧軍機>シリーズカード#yugunki]]の[[コスト]]に使用できるが、[[OTS]]に他に共有できる[[モンスター]]はいないためこちらを出張させる形になるだろう。~

 [[墓地]]の[[種族]]を増やす意味のある【OTS】で[[機械族]]の[[《OTS》]]となれるが、[[《OTSニードルメイカー》]]でも可能なので、この点においては他のパーツよりも優先度が低い。~
 [[種族]]を増やす目的で代用パーツを採用する際に[[マキシマム召喚]]の可能性を残すならこちらを優先しても良いだろう。~


 本来のパーツ3体での[[マキシマムモード]]では、自身に加えて下記の2つの[[効果]]も併せ持つ。~
 《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]》
 【条件】マキシマムモード:デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
 【効果】このターン、このカードは効果では破壊されない。
 さらに相手フィールドの表側表示モンスターを3体まで選んでその種族をターン終了時まで天使族にできる。

 《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]》
 【条件】マキシマムモード
 【永続効果】相手ターンの間、このカードの攻撃力は、
 [相手フィールドの表側表示モンスター(ギャラクシー族以外)の数]×3000アップする。 

 本体の[[効果]]は[[自分]]・[[相手]][[ターン]]中の[[ギャラクシー族]]以外の[[全体弱体化]]と、[[自分]][[ターン]]中の自身への[[ギャラクシー族]]への変更と[[貫通]]の付与。~
 3000もの[[弱体化]]により[[攻撃力]]6700以下は一方的に[[戦闘破壊]]でき、[[戦闘ダメージ]]も稼げる。~
 [[弱体化]]は[[相手]][[ターン]]にも適用されるため、[[戦闘]]での突破には[[攻撃力]]6800以上が必要と著しく困難となる。~
 [[強化]]ではなく[[弱体化]]を行う故にこの[[カード]]を[[弱体化]]により[[攻撃力]]0にしたとしても、その上で[[攻撃力]]3100以上を用意しなければ[[戦闘破壊]]できない点も強み。~
 弱点として[[ギャラクシー族]]は[[弱体化]]できないが、[[[L]>《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]》]]の[[効果]]で[[自分]]の[[ターン]]中に限り適用できる。~
 [[貫通]]も付与されるため、[[守備表示]]での[[戦闘]][[ダメージ]]の回避も許さない。~
 [[ギャラクシー族]]への変更によりそちらの[[サポートカード]]も利用できるが、[[弱体化]][[効果]]と違い[[相手]][[ターン]]中には適用されない点に注意。~

 [[[L]>《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]》]]の[[効果]]は[[発動]][[ターン]]中の自身への[[破壊]][[耐性]]の付与と、[[相手]][[モンスター]]3体までの[[天使族]]への変更。~
 [[破壊]][[耐性]]の付与だけでも多くの[[罠カード]]への対策や[[自分]]の[[《ブラック・ホール》]]などと[[コンボ]]ができるため有益と言える。~
 [[種族]]変更は[[ギャラクシー族]]でも[[弱体化]]を適用できるため、本体の弱点を[[自分]][[ターン]]のみとは言え補える。~
 [[ギャラクシー族]]以外には単体では[[種族]]変更の意味は無いが、[[フィールド]]の[[種族]]を参照する[[フィールド魔法]]・[[罠カード]]・[[永続効果]]の範囲外にできるため[[相手]]によっては[[メタ]]として機能する。~
 [[種族]]変更は任意のため、[[破壊]][[耐性]]のみの適用も可能。~

 [[[R]>《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]》]]の[[効果]]は[[相手]][[ターン]]中の[[ギャラクシー族]]以外の数を参照しての[[自己強化]]。~
 本体と違い[[自分]][[ターン]]中には適用されないが、1体だけでも[[攻撃力]]6800となり、突破に9800以上の[[攻撃力]]が必要と更に強固となる。~
 [[ギャラクシー族]][[相手]]では機能しない弱点も本体同様で、本体と違い[[[L]>《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]》]]の[[効果]]などでのフォローも利かないのがネック。~
 最大の難点はこの[[効果]]が[[オーバーキル]]気味な事で、本体の[[弱体化]]だけでも[[戦闘]]で突破できる[[カード]]はごく僅かであり意味がある局面が少ない。~
 突破可能な[[デッキ]]でも容易には実現できないため、実際はこの[[カード]]の有無関係なく突破できる[[除去]]で対策されることが多く、保険としても機能しないことが多い。~
 [[[L]>《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]》]]と違い本体の対[[ギャラクシー族]]への弱みを補えない点も評価を下げる。~

 上記から対[[【ギャラクシー族】]]かどうかを問わず[[[L]>《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]》]]の方が[[汎用性]]が高いと言える。~
 [[[R]>《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]》]]は有用性が限定的過ぎるため、あまり[[効果]]は当てにせず[[マキシマム召喚]]用のパーツを増やすことを主目的に考えた方が良い。~
 ただし、[[[L]>《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]》]]も[[[R]>《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]》]]程ではないが状況を選ぶため、どちらのパーツも[[効果]]が[[腐る]]事は珍しくない。~
 [[下級モンスター]]で[[マキシマム召喚]]を代用する際には、この点も踏まえたプレイングが良いだろう。~

 通常時も[[レベル]]による疑似的な[[耐性]]はあるが、自前の[[効果破壊]][[耐性]]は通常時はもちろん[[マキシマム召喚]]時、及び[[相手]][[ターン]]には機能しない。~
 単体運用は無論[[マキシマムモード]]でも[[相手]][[ターン]]中の[[《OTSリバース・ドメイン》]][[適用]]外のため、運用の際は注意したい。~

-パーツごとに[[種族]]の異なる[[マキシマムモンスター]]は[[《火轟嵐凰ヴォルカライズ・フェニックス》]]に次いで2例目。~
-[[マキシマムモンスター]]としては特殊な性質を持つ。~

--パーツごとに[[種族]]の異なる[[マキシマムモンスター]]は[[《火轟嵐凰ヴォルカライズ・フェニックス》]]に次いで2例目。~
こちらは更に[[属性]]も異なる初の事例となる。~

-両側に複数のパーツを所有するのは[[《大恐竜駕ダイナ-ミクス》]]に続く2例目。~
--両側に複数のパーツを所有するのは[[《大恐竜駕ダイナ-ミクス》]]に続く2例目。~
あちらは両側のパーツそれぞれの[[ステータス]]は完全に一致していたが、こちらは[[レベル]]が異なる。~

-本体や[[[R]>《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]》]]による[[弱体化]]・[[自己強化]]は[[夢中]][[モンスター]]などの[[相手]][[ターン]]中にも継続する[[種族]]変更により[[相手]][[ターン]]中の[[ギャラクシー族]]にも適用することが可能。~
2025年10月時点では[[罠カード]]による[[種族]]操作手段がないため、新たに出された[[モンスター]][[相手]]には[[相手]]の[[効果]]で変更する以外の適用手段はない。~


-原作・アニメにおいて―~
アニメゴーラッシュ!!で翁丁臼とドールが使用する[[OTS]]に属する1枚。~
初登場は「ズウィージョウ&マナブvs翁丁臼&ドール」戦。~
この時は両側のパーツを[[《OTSウィッシュ・オブ・エンジェリーヴァ》]]と[[《OTSウィッシュ・オブ・デビルギャー》]]で代用して[[マキシマム召喚]]された。~
予め[[効果モンスター]]《OTSパラサテライト》の[[効果]]で[[《ヴォイドヴェルグ・フォビドゥン・レクイエム》]]の[[種族]]を[[天使族]]に変更していたため、自身の[[永続効果]]が[[適用]]される。~
対するズウィージョウも[[罠カード]]に《インスティンクト・ヴォイドヴェルグ》の[[効果]]で[[《ヴォイドヴェルグ・レクイエム》]]と入れ替えるも、そのままあちらを[[戦闘破壊]]して[[フィニッシャー]]となった。~
(《インスティンクト・ヴォイドヴェルグ》の[[発動]]に対して翁丁臼は無駄な悪足掻きと嘲笑していたが、ズウィージョウは「今、足掻かずしていつ足掻く」と返している。)~
ラスト[[デュエル]]となる「ユウディアスvs翁丁臼」(2戦目)では、本来のパーツを用いた完全体として[[マキシマム召喚]]されている。~
[[攻撃]]名は「デモニエル・マシンブラスター」、[[効果]]名は「トリクルダウン・エンジン」。~

--アニメ版では、[[全体弱体化]]は[[自分]][[フィールド]]も[[適用]]範囲内であった。~
また、[[貫通]][[効果]]は本体のこの[[カード]]ではなく、[[[R]>《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]》]]の方に割り当てられていた。~

--代用時の[[マキシマム召喚]]時の口上は「慟哭せよ天使!嗚咽せよ悪魔!桎梏のマシンが楔打ち顕界宇宙に押し入らん!《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース》!」~
完全体での[[マキシマム召喚]]の際には「マシン」が「魔神」に変化していた。~

--両側のパーツを代用しての[[マキシマム召喚]]を、対戦相手のマナブは「メタモルマキシマム」と名付けている。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[OTS]]

-[[《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[L]》]]([[《OTSウィッシュ・オブ・エンジェリーヴァ》]])
-[[《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース[R]》]]([[《OTSウィッシュ・オブ・デビルギャー》]])
-[[《OTS》]]

//―《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[オーバーラッシュパック3]] RD/ORP3-JP059 &size(10){[[Normal]],[[Overrush]]};

//**FAQ [#faq]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

**外部リンク [#link]
-[[カードデータベース>https://www.db.yugioh-card.com/rushdb/card_search.action?ope=2&cid=22259]]

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