2025/05/30 11:13:25
[ 差分 | 現在との差分 | ソース | 復旧 ]【帝王】 †
デッキの概要 †
帝王を始めとする守備力1000のモンスターを中心にしたビートダウンデッキ。
通常のラッシュデュエルでもアドバンス召喚は多用されるが、このデッキは特にアドバンス召喚の重要性が高い。
帝王のモンスター除去能力の高さから、かつてはOCG:【帝コントロール】と呼ばれていたことがある。
《才賢帝ヴィルヘル》 効果モンスター 星8/闇属性/サイバース族/攻2400/守1000 このカードは表側表示モンスター(レベル5以上/守備力1000)1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。 【条件】このカードを攻撃表示でアドバンス召喚したターンに発動できる。 【効果】相手は自身のフィールドのカード1枚を選ぶ。 自分はそのカードを破壊する。
《煌星帝エストローム》 効果モンスター 星8/光属性/ギャラクシー族/攻2400/守1000 このカードは表側表示モンスター(レベル5以上/守備力1000)1体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。 【条件】このカードを攻撃表示でアドバンス召喚したターンに発動できる。 【効果】相手は自身のフィールドのカード1枚を選ぶ。 自分はそのカード以外の自分または相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
デッキ構築に際して †
帝王やその関連カードは守備力1000のモンスターに関する効果が多く、このデッキも守備力1000のモンスターが中心となる。
特にレベル5以上のものは該当する効果が多いため、より守備力が重視される。
(レベル4以下はこちら、レベル5以上はこちらのリストも参照。)
メインデッキのモンスターカードについて †
- 下級モンスター
特にこのデッキでは魔法カードに近い運用になり、墓地コストの関係で再利用しやすい。
帝王は守備力以外のステータスがバラバラであるため、属性や種族を指定したものは殆ど採用できない。
ある種の【グッドスタッフ】を組むような感覚に近いだろう。
- 《賢帝家臣ツーゼ》・《星帝家臣ヘーベ》
レベル5以上の守備力1000のモンスターをサルベージでき、そのまま自身をリリースして回収したもののアドバンス召喚へと繋げられる。
いずれも守備力1000のモンスター2体の墓地コストが必要であり、回収先と合わせて3体の墓地リソースが求められるため事前の墓地肥やしは念入りに行いたい。
また、前者は魔法カード、後者は効果モンスターの再利用を相手に許すので、アドバンス召喚した帝王の効果などで速やかに排除するのが望ましい。
先攻1~2ターン目の最序盤ならば相手墓地に再利用対象がない場合もあるが、こちらもその分墓地リソースを素早く貯める手間が求められる。
- 《カイザー・トリビュート》
レベルの変更とレベル8・攻撃力2400・守備力1000のサルベージを行う。
レベル変更は《星帝エストローム》と相性が良く、あちらの範囲をレベル8にまで広げられる。
後半のサルベージももう1体モンスターを用意できればアドバンス召喚が可能となる。
- 《賢帝近衛兵》
ドローでアドバンテージ稼ぎながらレベルを上げて帝王最上級モンスターのリリース軽減を適用できる。
ただし墓地コスト4体は多く、《賢帝家臣ツーゼ》や《カイザー・トリビュート》とは取り合う事となる。
- 《アドバンス・フォーム》
相手の墓地リソースを削りながら《エンペラー・レルム》か《アドバンス・インパクト》をサルベージできる。
《エンペラー・レルム》は攻撃力を補いながら墓地肥やしができ、《アドバンス・インパクト》はこのカードのコストで条件を満たしやすくなる。
- 《スター・リプレイサー》
他に自分モンスターがいない場合、実質ノーコストで下級モンスターを蘇生できるため、アドバンス召喚の際に大いに役立つ。
条件と発動後の制約によりそのターンの特殊召喚はほぼ行えないが、アドバンス召喚主体のこのデッキならば影響は抑えやすい。
- 《アメイジング・ディーラー》
条件よりデュエル最序盤に限られやすいが、3枚の手札交換でデッキの回転と手札事故の防止に役立つ。
上記の「家臣」等で墓地リソースを消耗していればデュエル中盤以降でも効果の発動機会が訪れる可能性もある。
- 《ニゲイター・ドラゴン》
2枚の墓地肥やしが安定してでき、《攻撃の無力化》と合わせると戦闘補助として優秀。
- 《成銀ゴブリン》
手札の上級モンスターを強化しながら特殊召喚できる。
通常のアドバンス召喚と同じ消費でより総攻撃力が上がるが、上級帝王の条件を満たせず、アドバンス召喚と使い分けられるがどちらかの効果が腐る前提となるため構築を選ぶ。
- 《鋼鉄兵ゲール・ヴァイナリー》
コイントスでどちらを出しても戦闘補助に繋がるため、突破力がある。
- 《歌憐奏女オルドール》
召喚しただけで相手の墓地阻害ができる汎用性は大きい。
- 《ヴォルテクス・シューター》・《セレブロントサウルス》・《水の魔導師》
攻撃力1400・守備力1000の通常モンスターの下級アタッカー。
このデッキは《獣剣タイガーサーベル》と相性が良いデッキなので、攻撃力1500以上のものよりも攻撃力1400の方が優先度が高くなりやすい。
- 《星帝エストローム》
こちらは除去対象が相手のレベル6以下の効果モンスターに限られているが、それでも汎用性が高い点には変わりない。
特に《星帝家臣ヘーベ》で相手フィールドに蘇生されたモンスターを残したままにすると返しのターンに攻め込まれるため、その前にこちらで除去しておきたい。
- 《賢帝ヴィルヘル》
相手の裏側表示魔法・罠カードを確認し、それが魔法カードならば破壊できる。
相手がブラフあるいは通常のドローを増やすためにセットしたカードや、《賢帝家臣ツーゼ》でセットされたカードが狙い目。
- 《治療の神童 ディアン・ケト》
フィールド魔法の《エンペラー・レルム》の存在から条件は満たしやすく、ドローで手札消費を補える。
- 《プライム・ディアン・ケト》
リリース1枚でも召喚できるレベル8・守備力1000であり、1体しかリリースできない状況で最上級帝王と共に手札に来ても手札事故にならない。
通常時も手札コスト1枚で回復を伴いながら攻撃力3500となるため戦闘において頼りになる。
- 《ライトニング・ボルコンドル》
レベル8のサポートカードは受けられないが、対光属性なら全体弱体化が頼もしく、自身のサポートカードまで守備力1000のためシナジーが強い。
特化して【ライトニング】を組んでもよい。
―守備力1000以外で相性の良いモンスター
サポートカードに対応しないので枚数はよく考えたい。
- 《センサー・ダックビル》
レジェンドカードの《雷帝ザボルグ》をサルベージでき、そのままあちらのアドバンス召喚へと移行できる。
- 《燃焼鬼ブンゼル》
相手のレベル7・8の効果モンスターをレベル5・6に変える事で、《星帝エストローム》の除去範囲に落とし込める。
ただ、この用途ではサルベージもできる守備力1000の《カイザー・トリビュート》がいるので、墓地肥やし枚数が多い事を活かしたい。
エクストラデッキのモンスターについて †
コンタクトフュージョン可能なフュージョンモンスターの中で使いやすいものは無いため、適当なカードで埋めておくとよい。
魔法・罠カードについて †
少数精鋭で質の高い専用サポートカードを持つため、主にこちらをメインに積むことになる。
- 《エンペラー・レルム》
レベル5以上の元々の守備力1000のモンスターの攻撃力が一律して400強化されるので、戦闘補助として大いに役立つ。
条件による2枚の墓地肥やしも「家臣」等の効果のサポートとして機能する。
- 《帝王の機才》
相手が召喚したモンスターを裏側守備表示にした上で、更にレベル5以上の守備力1000のモンスターをサルベージできる。
このデッキでは条件を満たすのは容易く、妨害と墓地のモンスターの再利用の二役を熟せるのは便利。
- 《帝王の煌誕》
手札のレベル5以上の守備力1000のモンスターを特殊召喚した上で、トリガーとなった相手モンスターを破壊する。
手札の状況を問うのがネックだが、召喚のみならず特殊召喚もトリガーとなるため、それさえクリアできれば発動はしやすい。
このカードをセットしている場合、相手ターンの防御の為にあえて1枚は手札に確保し続けるプレイングを意識してみるのも良いだろう。
―相性の良いカード
- 《トレード・イン》・《ヤマタノツルギ》
共にレベル8のサポートカード。
前者は手札事故の軽減、後者は墓地の再利用と強化を損失無く行える。
上級モンスターの割合が多い場合はアドバンテージは下がるが《天の啓示》も候補に当たる。
- 《アドバンス・インパクト》
アドバンス召喚のリリースに必要な1体を相手モンスターで賄えるカード。
大型モンスターを除去できれば大きなリターンとなるが、レベルを合わせなければならないので、腐るリスクを下げる為には環境を読んだ上でのデッキ構築力が求められる。
- 《獣剣タイガーサーベル》
下級モンスターを強化及びダブルコストモンスター化させる装備魔法であり、状況に応じた使い分けができるのが利点。
- 《亜竜地獄》
レベル5以上のコストが必要だが、相手の最上級モンスターを展開直後のタイミングで除去できる汎用性は高い。
帝王はアドバンス召喚したターンを過ぎれば実質バニラとなるのでターンを跨いでまで維持する価値は高くなく、コストにしても惜しくはない。
レジェンドカードについて †
- 《風帝ライザー》
フィールドの任意のカード1枚をデッキトップにバウンスする汎用性の高い効果を持つ。
カードの種類や表示形式の指定も存在せず、破壊耐性もすり抜けられるため除去性能は非常に高く、大抵の場面で優秀な働きを見せる。
- 《雷帝ザボルグ》
こちらは除去対象がモンスターに限定されており、破壊であるため除去性能では上記にやや劣る。
一方、マキシマムモードのマキシマムモンスターに対してはこちらの方が効果的であるため、環境を見極めて取捨選択したい。
- 《氷帝メビウス》
《才賢帝ヴィルヘル》・《煌星帝エストローム》で破壊する際、前もって選ばせたくないカードを除去できる。
上2体と比較して2枚と数に優れており、破壊先をモンスターへと向けやすくなる。
- 《ハリケーン》
伏せカードをはがして攻めやすくなるほか、自分の《エンペラー・レルム》で再び墓地肥やしができる。
また、《才賢帝ヴィルヘル》・《煌星帝エストローム》の除去の矛先をモンスターへ向けさせる使い方も可能。
《賢帝家臣ツーゼ》との相性が良く、こちらを使う前にあちらを発動しておけば次の相手ターンでのドロー枚数を減らすことが出来る。
戦術 †
レベル5以上の帝王をアドバンス召喚し、その効果でボード・アドバンテージを稼いでいくオーソドックスな戦術をとる。
除去によりディスアドバンテージは取り戻しやすいが、出来る事ならばアドバンス召喚自体の消費も抑えて長期戦も見据えていきたい。
また、帝王は自分ターンでは優秀な反面、相手ターンでは低ステータスの実質バニラでしかないため、罠カードによる防御も用意したい。
このデッキの派生 †
【ライトニング】混合構築 †
守備力1000に関するサポートカードを共用できるライトニングと混ぜた構築。
帝王が除去しづらい強力な光属性モンスターも《ライトニング・ボルコンドル》による弱体化で突破可能になる。
汎用性の高いプライムに対してメタになる点は強みと言える。
このデッキの弱点 †
主力の最上級帝王は、対象指定の方法から相手フィールドに破壊耐性が1枚でもあると他の破壊効果以上に使いにくくなる。
帝王をアドバンス召喚した直後のタイミングに相手の罠カードで除去あるいはセット状態にされると効果が使用できず、アドバンス召喚の消費を取り戻せない。
【守備力500】と同じくセット状態にされると高確率で返しのターンに戦闘破壊されてしまうのも辛いところ。
可能ならば伏せカードは事前に取り除いておき、非公開情報が無い状況下でアドバンス召喚して確実に効果を使用したい。
また、攻撃力に関してはやや不足気味であり、《プライム・ディアン・ケト》がいない状況では《エンペラー・レルム》を用いても攻撃力3000のモンスターを出されると対処に苦慮しやすい。
その他、上級・最上級モンスターの割合が高い事もあり、下級モンスターとのバランスに気を付けないと初手の手札事故が起こりやすいのも欠点と言えるか。
このデッキの歴史 †
当デッキの黎明期は、《獣剣タイガーサーベル》を通常モンスターに装備させることを重視していた。
その後、リリース軽減効果を持つ《プライム・ディアン・ケト》の登場と共にダブルコストモンスターの重要性も薄れ現在に至る。